うちは贅沢なかき氷のパイオニア。
この苺ミルク氷もオリジナルの一つ。
レシピは毎年のように変わり今年は白と赤のコントラストが強い一品。
苺は牧之原の森木農園さん。
土耕栽培の農家が高齢化、腰痛でどんどん辞めていくなか仕入先に困っっていた。
業界紙にたまたま目が止まった若き農家。
動きが良い。
会いに行こう!
長年最高の牛乳を卸してくれた大美伊豆牧場の高橋さんファミリー。
しかし牛乳を辞められることになった。
高橋さんの牛乳があったからこそのミルク氷。
臭みのない低温殺菌牛乳。
牛乳臭さとは高温消毒で焼けた臭いだと牛乳が飲めない私は教わった。
その変わりなど見つかるワケがないと。
全国から10件以上の低温殺菌牛乳(ほぼ網羅)を飲んだが満足がいかない。
最後に出会ったのが京都の奥。
天橋立を越えた京丹後にあるヒラヤミルク。
清潔で綺麗な牛舎。
水も美味しい。
低温殺菌牛乳の無臭であり甘くスッキリした味。
牛乳が飲めない私でも飲める。
京都のほぼ中心地にある雪ノ下京都本店。
そこから2時間半。
黒鉄の緑から見える青空。
舟屋の海を通り過ぎた先に風に舞う藁くず。
今夏、完熟苺ミルク氷を喉越しへ。
雪ノ下京都本店 近藤正文